・ スタンダール

・ デュマ

・ ロマン・ロラン

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スタンダール
赤と黒（全二巻） スタンダール（岩波文庫）
	上巻 ナポレオン没落後，武勲による立身の望みを失った貧しい青年ジュリアン・ソレルが，僧侶階級に身を投じ，その才知と美貌とで貴族階級に食い入って，野望のためにいかに戦いそして恋したか。 率直で力強い性格をもったジュリアンという青年像を創出し，恋愛心理の複雑な葛藤を描ききったフランス心理小説の最高峰。 （1987/11/24 第35刷）		下巻 副題「1830年代記」が示しているように，この小説は一平民青年ジュリアン・ソレルの野心をとおして，貴族・僧侶・ブルジョアジーの三者がしのぎをけずる７月革命前夜の反動的で陰鬱なフランス政界と社会を，痛烈な諷刺をこめて描き出した社会小説である。 スタンダール（1783-1842）の鋭い歴史感覚は時代の精神をみごとにとらえだ。 （1987/09/21 第36刷）

アレクサンドル・デュマ
モンテ・クリスト伯（全七巻） アレクサンドル・デュマ（岩波文庫）
	第一巻 （1988/06/10 第40刷）		第二巻 （1988/07/05 第40刷）
	第三巻 （1988/06/15 第37刷）		第四巻 （1988/10/05 第39刷）
	第五巻 （1988/09/05 第39刷）		第六巻 （1988/09/15 第37刷）
	第七巻 （1988/06/10 第36刷）

ロマン・ロラン
ジャン・クリストフ（全四巻） ロマン・ロラン（岩波文庫）
	第一巻 人間として、芸術家として、生涯不屈の気魄をもって真実を追求しつづける音楽家ジャン・クリストフ。 傷つきつつも闘いをやめない彼の姿は、時代と国境をこえ、人びとに勇気と指針を与えてきた。 偉大なヒューマニスト作家ロマン・ローランの不朽の名作。 （1987/09/21 第4刷）		第二巻 高く掲げた理想主義の背後にひそむ虚偽。 クリストフはドイツ芸術の偽善に激しく戦いを挑んだ。 社会は敵意と無理解をもって答えた。 苦悩と闘争の日々。 ついに彼はドイツを去る。 行先はパリ。 だが逸楽の都パリの濁った空気は彼を一層ひどい孤立に追い込む。 （1987/09/16 第2刷）
	第三巻 「俺には一人の友がある！　苦しいとき身を寄せられる一つの魂が！」 孤独の闘いをつづけるクリストフの前に現れたのがオリヴィエだった。 彼との友情を通し、クリストフは虚飾の奥に隠されたフランスの真摯な知性、敬虔な魂の存在に眼を開かれてゆく。 （1988/06/05 第3刷）		第四巻 友オリヴィエの突然の死。 人妻アンナとの愛の苦悩。 運命が次々とくりだす試練に絶望し、クリストフは山中に身を隠す。 が、森を揺がす春の嵐の唸りの中に、再起を命ずる髪の声を彼は聞いた。 新境地を得たクリストフの前にやがて明澄な世界が開けてゆく。 （1987/08/17 第2刷）