・ ヘミングウェイ

・ シンクレア・ルイス

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ヘミングウェイ
老人と海 ヘミングウェイ（新潮文庫）
	キューバの老漁師サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。 残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。 四日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。 徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。 （S62/05/25 第62刷）

シンクレア・ルイス
本町通り（全三巻） シンクレア・ルイス（岩波文庫）
	上巻 市民社会の成熟期をむかえつつあったアメリカを痛烈に風刺したこの小説は、一九二〇年、発表されるやかつて例を見ないほどの大反響をよんだ。 ──都会の女性キャロルは中西部の田舎町ゴーファー・プレアリィの医者の妻として町の改革にのりだす……。 （1988/10/06 第5刷）		中巻 理想に燃えて新風を吹きこもうとしてもこの田舎町は古い沼のようにその淀んだ姿を変えようとしない。 サロンを開き、演劇運動をおこし、キャロルは精力的に人々に働きかけるが、結局それも独り相撲にすぎないようだ。 キャロルるは強い孤独感に苦しめられる。 （1988/10/06 第7刷）
	下巻 キャロルは自由を求めてワシントンに出る。 だがそこにも「本町通り」はあった。 あとにした因習の町ゴーファー・プレアリィの「本町通り」はアメリカ中の町々の「本町通り」だったのである。 キャロルはふたたび町にもどり、そこの生活にとけこんで行こうとする。 （1988/10/06 第4刷）